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自分のすきなものをすきになってもらいたいです

合同誌に寄稿した『金昔物語』の解説

 こんにちは、なををををををです。前回の記事からかなり間が空きましたがその間いかがお過ごしでしたでしょうか。僕は手荒れで指の皮がズル剥けになって皮膚科に行ったりしていました。親指の指紋が半分消滅しています。この状態で指紋認証登録したらどうなるんだろうとか考えちゃいますね。


 そんなことはさておいて、とっとと本題に移りたいと思います。



 僕が指をズル剥けにさせてヒーヒー言ってる間にタイムラインは冬コミ準備一色。僕も当日参加はしないものの、ある合同誌に寄稿する原稿(8p)と相互フォローの方の同人誌に寄稿するゲスト原稿(4p)の作業を抱えておりました。ズル剥け親指でペンを支えて描いた玉稿です。「ズル剥け親指」の語感が思いの外『はらぺこあおむし』に似ていたので誰か絵本にしてくれ



 で、この合同誌というのが「どうして私が美術科に⁉」という漫画に関するイラスト、漫画、小説を集めた『どうして私がアンソロに⁉』。僕はこちらの合同誌の表紙と漫画(8p)を担当させていただきました。100p超えとかいうとんでもない合同誌です。熱さ(厚さ)がすごい…



 問題はこの合同誌に僕が寄稿した漫画、『金昔物語(コンジャクモノガタリ)』なんですが、原稿完成後に何名かの参加者の方と原稿交換をした際に、ありがたい(本当にありがたい)お褒めの言葉とともに、


「桃音の作品がどういうことなのかよくわかんなかった」
「どういうことかわからんかった」


という意見もちらほらいただきまして…


 「これもしかしてなんか相当気を遣わせてしまったのでは……」となり僕はもう冷や汗ダラダラ親指ズル剥け。申し訳ないことをしました…

 参加者の方にはDMで解説とかできたんですが、当日冬コミで購入された方の多くにも伝わらない可能性がある以上自分の方で何らかの措置をしなければ…



 というわけで今回は『金昔物語』の解説記事を書かせていただきます。なんか自分が描いた漫画の解説するのめっちゃ恥ずかしいんですが、分かりづらく描いてしまった自分のせいなのでその責任は果たさねばなるまい…
 また、問題の部分だけでなく全体にわたって細かいネタを詰め込んでいるので、そこらへんの解説や、シナリオの製作過程の解説も含めて書いていきますので、「全然大丈夫、理解できたよ〜」みたいな読解力つよつよオタクの方もおまけ感覚でぜひ読んでみてください。


ちなみに全部分について語ってるのでネタバレ注意。

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匿名メッセージサービスに来た「怪文書」傑作選

 

 どうも、なををををををです。最近肌寒くなってきましたね。

 

 ところで皆さんは匿名のメッセージサービスについてご存知でしょうか?その名の通り、匿名でメッセージを送ったり受け取ったりすることのできるサービスのことです。VTuberがよくやってるマシュマロとかが代表的ですね。送られてきたメッセージは連携しているアカウントのタイムライン上で返すことができます。

 

 

 で、僕も「ラブレター」という匿名メッセージサービスを利用していて、そのリンクをツイッターの固定ツイートに設置して誰からでも匿名メッセージを受け取れるようにしています。アップしている絵の感想とかお題を受け取るのに便利なほか、向こうもこちらも匿名という盾を得ているのでわりと気安いメッセージのやり取りができるのが良いところです。

 

 ですがまぁ、たまに……というか結構な頻度で来るんですよね、

 

 「なんだこれ?」ってなるメッセージ…

 

 

 僕の共感能力とか文章力がないゆえのすれ違いか?それとも何かハイコンテクストなやりとりを望んでいるのか?ただ何も考えてないだけなのか?めちゃめちゃ考えさせられる不可思議なメッセージ、よくタイムラインで怪文書と呼ばれるやつです(ここでは実際の怪文書の意味とは若干異なります)。

 

 

 

 最近それについてのメッセージも来ました。

 

「載せても問題の無さそうな範囲でなをさんのもとに届いた怪文書をいくつか傑作選として公開していただけませんか?」

 

とのこと。

 

………………

 

………

 

……

 

 

やりますか!!ね!!!!答えるのに困って流したものも含めて紹介していきます。せっかくだから回答時に出せなかったその怪文書に対するコメントも沿えて紹介していきましょう。

 

 

ランキング付けたりするのはなんかちょっとイヤなので並べて紹介していきます。ポイントは「狙った臭があまりしないこと」「なんぞこれ?感の高さ」「シンプルな面白さ」。それでは行きましょう。

 

 

 

・「なをさんの推しカプで、吉本新喜劇の吉田裕さんの持ちネタ『ドリルすんのかいせんのかい』をしているところが見たいです」

 

 なんで?????

 こういう系統のメッセージは「お題」という種類のものです。よく好きなキャラとか何か見たいシチュエーションを指定して、「○○の絵を描いてほしい!」と送ってくる人が多いですね。その両方を指定してくる人もたまにいますが、その場合はシチュエーションが「このキャラでなければできない」ものに指定されていることがほとんどです。

 

 で、この怪文書の奇妙なところはですね、シチュエーションをかなりニッチなものに指定しているのにも関わらず一番重要な「どのキャラがやるか」がこちらに丸投げされている点です。何で見たいの?

 

はい、こういうのが怪文書です。こんなんがいっぱい来てるんです。ちなみにこれはマジで困ったので回答せずに流しました。

 

 

 

・「なをト・インティライミ

 

 ふと思いついた駄洒落を送ってくるな。

これはわからない人のために解説すると、僕の名前「なをををををを」とシンガーソングライター「ナオト・インティライミ」を掛けた駄洒落ですね。「(ナオト・インティライミの楽曲は)Braveしか聞いたことありません」としか回答しようがありませんでした。

 他にも「東山なを」とか「大空なを美」とかが来てた。

 

 

 

・「一緒に脳イキしましょう」

 

 しません。何に誘っているんですか。

 こういう「匿名サービスなのに正体を明かさないと実現できないことを要請してくる」ネタは不可思議性が高いです。これに近いもので、「寿司奢らせてください」というメッセージも来ました。

 しかし「一緒に」っていうところがなんか怖いですよね、もうこの人は脳イキすることが確定していて、そのうえで「せっかくだからなをさんも…」というテンションで誘ってきてるわけですね。価値観がぶっ飛んでます。トイレに誘うノリで脳イキに誘わないでください。

 

 

 

・「2012年以前の花田十輝シリーズ構成アニメで好きな作品は何ですか?」

 

 何かを言わせようとしていますね…なぜ2012年以前の花田十輝シリーズ構成アニメに絞る?そんなに母数多くないじゃん。

 「2012年以前のアニメで」とか「花田十輝シリーズ構成アニメで」とかならまだ理解の及ぶ範囲ですが、この両方で絞られたらシュタインズゲートが好きです」としか言えないです。情報量は多いし、何を聞きたいかもはっきりわかるのにその裏に潜む意図だけがまったくわからない。怪文書です。

 

 

 

・「なをさんの神絵師としての力で、千矢をスマブラに参戦させてください」

 

どう答えたらいいのかわからないタイプのメッセージです。序盤で神絵師って褒めてもらってるから無下にはしづらいけど言ってることは無茶苦茶です。

 神絵師が任意のキャラをスマブラに参戦させられるかと言われたら絶対無理ですし、スマホアプリゲームの「きららファンタジア」に参戦しているとはいえ千矢はもともと漫画「うらら迷路帖」のキャラで、ゲームキャラというわけではないです。

 つまりさまざまな要素から無理なんですが、多分これを送ってきた人は千矢が好きなんでしょうね。こういうことを頼んでくる人には心当たりがないんですが、誰が送ってきたかわからないからこそ距離感が分からなくて、「いや無理でしょ」と下手に切り捨てることができない。めっちゃ困りました。気安いコミュニケーションはどこへ…?

 

 

 

・「ピザが食べたいです」

 

 ピザ屋に頼めや。

 

 

 

・「七森中の制服を着たエルクレス

 

一見、よくある「違う作品同士をコラボさせた絵を描いてほしい」系のお題ですが、僕はタイムラインで「ゆるゆり」の話も「夢喰いメリー」の話もほとんどしてないのに何故来た?あとこういう体言止めのお題、描いてほしいから送ってきているのか思いついたアイデア大喜利的に僕に披露しているだけなのかわからず回答しづらいです(悲鳴)。

 そして僕はそんなに夢喰いメリーに明るくないです。完全に自業自得ですが、僕はちょっと前に「いいねされた数だけきらら作品の推しを言う」というハッシュタグのもと、推しのきららキャラを271人紹介したことがあるせいか、フォロワーさんの一部に「なををををををはきらら系の話なら何でも通じる」と思われているフシがあってどうしたものかと悩んでいます。フォワード先月から読み始めたくらいだぞ。

 

 

 

 選別するのが大変なので今回はこの辺で終わろうと思います。あとフリとかじゃなくてほんとに、これを読んで「自分も怪文書を送ろう!」と考えてる人は思いとどまってください。怪文書は無理に作ろうとすると狙った感が浮き彫りになってしまいがちです。「お前何様だよ、怪文書の権威かなにかか?」とお思いでしょうが、マジでそういう感じのがいっぱい来てるので…

 あと単純に荒唐無稽なボケに対して突っ込むのは疲れるのでスルー率が高いです。

 

 

 

 先述の通り、固定ツイートにラブレターのリンクが設置してあるので絵の感想やお題、伝えたいことや質問などありましたらどうぞ。それでは。

 

 

 

 

 

アンノーンHANDデッキ考えてみたけど何これ?

 

 

 どうも、なををををををです。最近部屋にゲジが出ました。こわかった~(未知やすえ)

 

 

 さて、ポケモンカードの新弾「超爆インパクト」の全カードリストが公開されましたね。ロストマーチが強いのでは?という話題をちらちらっと見ました。個人的には、非GXポケモンに面白い性能のポケモンが多い印象です。ケララッパ…お前…消えるのか…?

 

 

 そんな中でも特に異彩を放つアンノーン3種。どれも特殊勝利が可能な特性を持っています。「相手のロストゾーンにサポートが12枚あれば勝利」のMISSINGは相手のデッキ依存すぎてさすがに実用性は無さそうですが、「自分のベンチにダメカンが66個以上あれば勝利」のDAMAGE、「自分の手札が35枚以上あれば勝利」のHANDは自分でなんとかすれば可能な範疇なのではないでしょうか。

 

 というわけで今回はHANDを使って特殊勝利を目指すデッキを考えてみました。今日すぐに考えたやつなので色々試行錯誤の段階なのは許して…

 

 

 以下がデッキレシピです。

 

 

ポケモン 16

アンノーンHAND 3

ベベノム-アーゴヨン(SM8) 4-4

ビリジオンGX 3

カプ・テテフGX 2

 

・グッズ 13

ミステリートレジャー 4

ともだちてちょう 3

レスキュータンカ 2

火打石 4

 

・サポート 12

アカネ 4

マーマネ 2

釣り人 2

ハウ 2

グズマ 2

 

・スタジアム 1

ヒートファクトリー◇ 1

 

・エネルギー 18

基本炎エネルギー 18

 

 

 

 勝ちパターンは、アカネやマーマネ、ヒートファクトリーや火打石で手札を大量に増やしつつアーゴヨンを複数体並べ、トラッシュに置いた炎エネルギーをアーゴヨンの特性でアーゴヨン自身につけて、終盤ビリジオンGXのGXワザで炎エネルギーのついたアーゴヨンや展開に使ったテテフの回収で手札を一気に増やし、次のターンにアンノーンを前に出して勝ちます。

 

 重要なポイントは山札にあるカードの管理です。何しろサイドを取りにいくデッキではないのでサイドに落ちたカードのことも考慮してゲーム展開を考えなければいけません。山札は全部引きに行くくらいの心持ちで大胆にドロソを使いましょう。アカネはともだちてちょうで複数回使うことを基本に。あと弱点はお察しの通りジャッジマン等。これらを出されると終わり。

 

 

いかがだったでしょうか。多分これでも実用性はほぼないです。一人回ししてても勝てた試合は相手が事故った場合のみだったので。妨害用にツボツボGXをピン差ししてみるのも手かもしれません。ほんまか?

 

それでは。

 

 

 

「おっぱい」を表現するうえで最も恥ずかしくない言い方とは?

 

 どうも、なををををををです。久々の記事ですね。急に思いついたので

 

「『おっぱい』を表現するうえで最も恥ずかしくない言い方が何か」

 

について書いていきたいと思います。とりあえず閉じるのは僕の言い分を聞いてからにしてください。

 

 

 まず、みなさんは子供の頃こういう体験をしたことが無いでしょうか。

 

 

友達「なぁなぁお前さ、『いっぱい』の『い』を『お』に変えて言ってみろよ!」

 

自分「えぇ…?なんで?恥ずかしいよ、いやだよ」

 

友達「やれ、しばくぞ」

 

自分「ヒエ……お、おっぱい…

 

友達「ブッブ~~~~~~~!!!!!正解は『おっぱお』でした~~~~~~~~~~~!!!!このドスケベ~~~~~!!!!!はっずかし~~~~!!!!」

 

自分「う、うえええ~~~ん!!」

 

 

 これです。この小学生ウザ絡み四天王の一角(他には「ねーちゃんと風呂入ってる?」など)。このウザ絡みがなぜ存在するのかというと、「おっぱい」と口に出して言うことが恥ずかしいからに他ありません。

 

 恥ずかしいんですよ!!「おっぱい」って言うの!!なんなら書くのも恥ずかしいです。顔まっかっかでこのブログを書いています。しかし辛いことに、日常会話で女性の胸部にある外性器の名称を口に出して言わなければならない場面はあります(ほんとか?)。

 

 なので!今回は冒頭にも書いた通り、「おっぱい」の恥ずかしくない言い方を考えていきます。やり方はこちらで用意した「おっぱい」の代替語候補をひとつずつ検証していくという形で行います。

 

 あと一応言っておきますが別に危急で考えなければいけない案件があるわけでもないので、まあ話のタネ程度になればいいやという考えで書いていきますね。そこまで僕はおっぱいに真剣になれない。

 

 ※なお、実際に「おっぱい」と発言するシチュエーションを考慮して、以下の代替語候補たちの発言シチュエーションはすべて猥談の中」であることを前提にします。

 

 

第一候補「胸」

 

 これは無いです。猥談中に急に「俺、好きなんだよね」とか言い出したら最後、

 

「もしかしてこいつ、こんな話をしている中でも己の潔白さを保とうとわざと堅苦しい言い方に逃げているのか…??」

 

と疑われ、周囲からの信頼を失ってしまいます。その繕おうとしている感が逆に恥ずかしい。いかにおっぱいへの情熱を語ろうとも無念に終わるでしょう。同様の理由で「胸部」も無し。

 

 

第二候補「乳(ちち)」

 

 いやオッサンかって。そもそも言いにくい、とか巨乳しか想像できない、という問題は主旨と外れるので置いておくとして、セクハラ親父の選ぶワードのイメージがついててダサいせいで別の恥ずかしさが付加されるんですよね。敢えてそのダサさを見せることで笑いをとろうというシーンでならいいですけど、「乳(ちち)」って。「おっぱい」より恥ずかしいかもしれない。たとえ武器を持った強盗から「乳(ちち)が好きだと大声で叫べ!」と脅迫されたとしても僕は「それ、おっぱいじゃダメですか?」って言うと思います。強盗もハッとするでしょう、その恥ずかしさに…

 

 

第三候補「乳房(ちぶさ)」

 

 多分知り合いが猥談中におっぱいのことを「乳房(ちぶさ)」って言いだしたら普通に怖くなります。想像してみてください、

 

「俺はこの子の尻が好きかな~」

「「いいね!」」

 

「う~ん、俺はこの子の脚かな!綺麗だし!」

「「わかる~」」

 

「僕はこの子の乳房(ちぶさ)がすき」

「「なんだこいつ!??!??」」

 

ってなる。何かおっぱいに関して尋常じゃなくねちっこい“こだわり”を持っている奴みたいに見られちゃいますよ。僕はこれすごく恥ずかしいと思います。ふざけた調子じゃないと言えません。

 

 

第四候補「パイパイ」

 

 ふざけんなよ。完全に幼児語です。ていうか赤ちゃんプレイでもおっぱいって言うわ。恥ずかしすぎて普通言えません。猥談中に「パイパイしゅき~♡」って言いだす奴がいたらそいつはもう色々終わってます。高尚な論議は望めません、野に還してあげましょう。

 

 

第五候補「ボイン」

 

 こ~~~~れは…どうでしょう?結構迷います。というのも、アメリカンジョーク的なシブい言い回しと、猥談の中でも普通にお出しできる健康的ゲスさもちゃんと兼ね揃えているのですが、いかんせん音がダサい。音が恥ずかしい。これだけなんとかならないんでしょうか。今からでも「ギュイン」「ギイン」とかになりませんか?

 

 

第六候補「双丘」

 

 文学表現です、これは。かっこいい響きなんですが、普段からそういう小説なりを読んでる奴にしか話が通じないので、そうじゃない相手に対しては一旦説明パートを挟む必要性があるんですよね。以下の通りです。

 

「このピンと高く聳え立つ双丘の美しさと言ったらないね…」ウットリ

 

「は?そうきゅ…なんて?送球?」

 

「いや、その、そ、双丘…」

 

「なにそれ?わからん、何?人名?誰?」

 

「そうきゅ…」

 

「わかんねーよ~、何なんだよハッキリ言えよ~」

「うるせえ!!!!!!おっぱいだよ!!!!!!!!!!!クソ!!!!!!!!」

 

 最悪です。難しいワードはこういういらぬ恥を食らう危険性がある。

 

 

まとめ

 さて、ここまで様々な候補を挙げてきましたが、如何だったでしょうか。個人的な結論を出すとすれば、もう「おっぱい」でよくない?というのが正直なところです。この記事のここまでで一体何回「おっぱい」って書いたと思います?タイトル含め16回。慣れが出ちゃった。

 

 というのはもう僕の記事の中だけの話なので置いておくとして、「おっぱい」がやっぱりスタンダードなんだと思います。商品名に「おっぱい」って普通に書いてるジョークグッズやご当地のお菓子なんかもありふれてますし、逆に変に気を使ってない感があって他の単語より恥ずかしくないのかもしれませんね。

 

 少量の恥は耐えるべしということで今回の見事な企画倒れのコーナーでした。また見てね、パイパ~イ!いっけね間違えちった!バイバ~~~イ!!!!!

 

 

最近コナンに触れてなかったけど「名探偵コナン ゼロの執行人」を見た

 「コナン映画見たら安室の女にされた」「安室を100億の男に」

 

 

 だいたいこんな感じのツイートがやたら流れてくるようになった。それがまたえらい長い期間断続的に流れてくるものだからガルパン最終章公開直後の安藤押田ムーブに似てるな…これはきっとオタクの心を突き動かす凄い映画なのだろうな、と興味を持ってコナン映画を見る運びとなった。

 

 

 で、ここで問題が。

 

 僕は最近のコナンがどうなってるのかまったく知らない。いや、僕の知らないキャラが増えてるのはわかるけど、誰が敵で誰が味方なんだっけ?だれがどの格闘技使うんだっけ?みたいな有様。つまり今回の映画でスポットが当てられていたキャラ、安室透のこともほとんど知らなかった。なんか怪しいあんちゃんだな~くらいにしか。というか劇場版コナンは水平線上の陰謀以来ちゃんと見てない気がする…

 

 そんなわけで不安を抱えつつも劇場へ。

 

 (ここから多少ネタバレしますが事件の謎とか犯人とかの重大な内容のネタバレは行いません)

 

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なををををををVS父親 ~ハトの鳴き声は「どぅどぅっどぅーどぅどぅー」か「どぅーどぅどぅっどぅどぅー」か~

 

 どうも、なををををををです。突然ですが、みなさんは親と喧嘩したこと…ありますか?いくら実の親といえども「コイツとは分かり合えねえ…!」と思った時は争いが生まれるのが人間の性というもの。殴り合いに発展したこともあるよ、って人もいるかもしれませんね。

 

 僕は妖怪貧弱モヤシ男なのでそもそも闘争心というものがもともと薄いです。肉体言語バトルだと絶対負ける自信がある。

 

 でも。

 

 それでも!!!!

 

 

 闘(や)らなきゃいけない時があったんですよ……!

 

 

「だからな!?ハトの鳴き声は『どぅどぅっどぅーどぅどぅー』だっつってんじゃん!!!」

父「いや、『どぅーどぅどぅっどぅどぅー』やろ、アホちゃう?」

 

 そう、ハトの鳴き声が「どぅどぅっどぅーどぅどぅー」か「どぅーどぅどぅっどぅどぅー」かで死ぬほど揉めたのです。

 

 これは参考に拾ってきた動画。

www.youtube.com

 

 どう考えても「どぅどぅっどぅーどぅどぅー」という一つのフレーズを延々ループしてる、というのが僕の主張でした。対する僕の父親は「どぅーどぅどぅっどぅどぅー」のフレーズがループしている、との主張でした。僕はその当時ハトの鳴き真似を持ちネタにしていたのでその領域を否定されたようで譲れなかったんです、どうしても…!(♪コナンの事件解決時に流れるBGM)

 

 喧嘩の続きです。

 

僕「『どぅどぅっどぅーどぅどぅー』だって、ハトとちゃんと向き合ってくれよ」

父「いや俺はハトの鳴き声なんぞどうだっていいんやけどな、お前が間違った知識を身につけてるのがアカンと思って言ってやってんねんて」

「は???????なんでハトの鳴き声についてそんな程度の考えの奴がハトの鳴き声の正誤を判断できるん???真面目にやれよ」

「は??そんならナイトスクープ(朝日放送の番組。関西人の心のオアシス兼なんでも相談所)に投稿して調べるか?」

 

 

以後喧々諤々の議論(どっちも根拠なく主張を続けただけ)の末、特に何も得ないままこの話は終わりました。決着もついてないしナイトスクープにも投稿してない。両方決着がついて自分が否定されることを恐れたチキンだったってことですよ…

 

それでは。

第一回「尊い」サミット 「尊い」とは

 

 

どうして私が美術科に!? 2巻 (まんがタイムKRコミックス)

どうして私が美術科に!? 2巻 (まんがタイムKRコミックス)

 

 

 どうも、なををををををです。4コマ界の新星、「どうして私が美術科に!?」の2巻発売が迫る4月中旬、みなさんどのようにお過ごしでしょうか。あらゆる紹介文で「尊い」というワードの用いられるこの作品のことが好きなオタクが、近年オタクの間でよく使用されている「尊い」とはどういう感情か考えてみる、というのが今回の記事の趣旨です。

 

 この記事を書くまでの経緯↓

 

 

x10ccandy.hatenadiary.com

 

 

 「よし…俺もやるか…」

 

 

 以上です。本題イクゾー。

 

 

 自分は尊い」という感情は基本的には「すごい!」とか「好き!」という感情と同じ地帯にあるものだと思っています。しかし当然、それは「すごい!」「好き!」とどう違うんだろう?という考えに行きつきます。考えた際に、尊い」には「対象に深く立ち入ろうとしない」というニュアンスが含まれているのではないか?と感じました。

 

 

 もともと「尊い」ということばは、「高貴な身分」だとか「貴重」という意味のことばです。「尊い」には「貴い」という漢字違いの表記もあります。そして貴重なもの、高貴なものとは触れがたいものです。

 

 高価な陶器などでイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。奇跡のような美しさを放つ陶器が目の前にあったとき、それに触りたいと思うでしょうか?僕だったら、「もし自分が触っただけで何かを汚してしまったら、壊してしまったら取り返しがつかないことだぞ」と怖くなって絶対に触ろうとしないでしょう。

 

 そういう「へたに触れて壊してはいけない」、「大事にしたい」と思う感情がすなわち「尊さ」の根源なのではないか?と考えました。「すごい!」「好き!」では感情としての勢いが強すぎて触れるどころかバンバン叩きに行くような感じがします(もちろん、これらの感情が悪いという話ではありません、むしろこっちも大事だと思う)。

 

 

 さらに言うと、この「壊したくない」に「でも好きだとは伝えたい、自分がこれを好きであることを周りに知ってほしい」という意思表示がくっついた、ギリギリの力加減で行われる愛情表現がまさしく「尊い」なのだと僕は思います。「好き…」とかそんなのでも意味は一緒です。

 

 

 先に引用した千歳とせさんの記事にもあるように、「どうして私が美術科に!?」は「時間」という概念がちょくちょく使われています(課題の〆切や待ち合わせ、高校生活の残り時間など)。

 

 言うまでもなく時間とは貴重なもので、こういうところが「どうして私が美術科に!?」の刹那的な青春の輝き、「尊さ」の演出に一役買っているのではないかな?とか、そんなことを考えてみたところまでで今回の記事を締めたいと思います。

 

 

 貴重な時間を割いてこの記事を読んでいただきありがとうございました。