「こういうの作りたい」と思わされた作品を誰しも持っていると思うので、自分のそれを紹介する
こんにちは。なををををををです。
ツイッターで毎日2コマ漫画を描いています。
ただいま絶賛スランプ中!!!!!!!!!!!!
いや、毎日更新の2コマ漫画は生み出せているけど、それ以外がとんと駄目。
描けねえ…
内定出なくて落ち込み気味だったり、いろいろ作りたい漫画があるのに忙殺されて時間的に何もできなくなってたりが理由かもしれない。
だとしても全部自己責任なので同情はしなくてもいいです。
こういう時は「あぁ、こういうのが作りたいな」と思わされる良い作品に触れるに限る。
漫画の一番の資料は漫画だとかよく聞くし。
何かしらを作る人ならわかると思うのだが、何か「これ凄い!自分もこういうのが作りたい!!」って思わされるような作品をそれぞれの人が持っているはずだ。
作る人でなくとも、少年時代に漫画家に憧れたきっかけとなる漫画作品とかがあったりしないだろうか。
あと最近「ルーツとなった作品は何ですか?」という質問がよく来たりするので、今回の記事ではなををををををが「こういうの作りたい」と思わされた作品たちの一部について紹介していきたいと思う。
せっかくだし紹介した作品に触れてくれたりすると嬉しい、純粋に好きな作品が多いので。
「まちカドまぞく」
現在アニメ放送中のまんがタイムきららキャラット連載作品。
4コマ漫画作品の見方が変わった作品だと思う。
圧倒的な情報量、厚いストーリー、作者伊藤いづも先生の言語センス…
どれをとっても本当に大好きな作品。オタクに会うたび勧めてる。
読めばわかる拘りの強さに「作品に対してかくありたい」と思うのみ。
原作3巻まで読んでくれ、もう逃れられなくなるので…
今後創作活動を続けていくうえで生涯の目標になると思う。
「勤しめ!仁岡先生」
オタクになる前から読んでた。これも4コマ作品。
子供嫌いの中学教師が子供を滅ぼそうとするというなかなかキマってるしかなり突っつかれそうな要素を多分に含む漫画なのですが、出てくるキャラの個性や暴力的な勢いに魅了されていた。
まず間違いなく今投稿している創作2コマ漫画に最も強い影響を及ぼしている作品だと思う。
「ポケットモンスターSPECIAL」
ポケモン漫画の金字塔、今なお続く長寿漫画。
小学生の時から「やっべ~~」と思っていたのが、ゲーム内要素とオリジナルのキャラクターの関係を上手く作って「こうやってこの要素回収してきたか!」となるところ。
構成が上手すぎるのが好き。
とんでもない期間を空けて回収される伏線があったり、ポケモンバトルや図鑑説明をかなり自由に解釈していたりするところも全部、全部好き。
…だから…、ね?……一緒に…、ミシロに戻ろう?
いわば「理屈のつけ方」に惹かれたって感じ…誤解されそうな言い方だな。
キャラとしてはゴールド、ルビーが好きで、人間臭いダメさを持っているけど信念があるキャラクターっていうのは本当に良い。
「ぼっち・ざ・ろっく!」「球詠」
2作品をまとめて紹介するのはいかがなものかという感じだけどまとめて語らせてほしい。
両作品は「『作者が好きなもの』の好きな点を、好きな点の説明でなく漫画で伝えている漫画」というカテゴリに属すると思う。そしてそういうところに惹かれている。
タイトルや表紙を見たらわかると思うが「ぼっち・ざ・ろっく!」はロックバンドの漫画であり、「球詠」は太もも野球漫画である。
自分はロックバンドにも野球にも大した興味は無いのだが、これらの作品は読んでいるとそれらの要素を「良いな」と思わされる。そういう風に誘導する直接的な描写はほとんどないにも関わらず、である。
読んでいると自然にバンドっていいな、と思うし野球って面白いな、と思う。
「好き」を喚起できる作品は凄いと思うし、いつかそういう漫画を描いてみたい。
今回紹介するのはここまで。本当はもっといっぱい紹介したいけど、時間は限られているので。
というかなんか紹介を書いてたら描ける気がしてきたし、描きたい。
描きたい!!
創作の過程において、凍り付いてしまった思考と腕を融かすために熱量を持った作品を振り返るのは本当に大事だと思う。個人的な意見だけど。
そして自作品も誰かにとっての「こういうの作りたい」でありたいと思う。
がんばるぞ。