初見感想、私の好きな言葉です シン・ウルトラマンちょびっとネタバレ感想
どうもこんにちは、なををををををです。
地球人です。
今回は「シン・ウルトラマン」を見に行ったのでゆるゆると感想を綴っていきます。
まず自分はウルトラマンのことをほぼほぼ知らない状態で観に行きました。
テレビシリーズの「ウルトラマンZ」を見てたくらい。
でもウルトラマンの歴史とか怪獣の名前とかはまるっと忘却していました、聞き覚えがあるのがいくつか…くらい。
なんならネロンガとかZに出てたはずなのに忘れてた…記憶の容量が少ない。
で、まあ観終わった後に感想とか見てたら「これウルトラオタクは楽しめるだろうけど知らない人はポカンとするんじゃ…?」みたいな感想が目立ってて
いや!!
いやいや!!面白かったよ!?
知らなくても!
「映画としてなんか散漫で総集編映画っぽい」みたいな感想はまあわからんでもないしちょっと眉を顰める描写があるのは確かだけど、ウルトラ知らないと楽しめないみたいな風潮が出来上がってしまうのはもったいないと思います。
じゃあどういうところが具体的に面白かったのん?って話ですが、
序盤に色んな禍威獣(あってる?)が現れてこれこれこんな被害を出してこんな風に退治されて―、ってのが矢継ぎ早にガンガン出て来るシーンがもう最高でした。
さっきの何!?もっかい見せてよ!みたいな。
ウルトラを極めた皆さんはご存知な奴らなのかもしれないけど自分からすれば未知のモンスターがバンバン出てきて大暴れしまくってるんですよ。
新ポケモンがいっぱい出て来るPV見て興奮するみたいな感覚でした。
もうこの先の展開まで含めた話をしちゃうんですけど、劇中で地球人に対応できる範囲を超えた事態が次々起こって人類側がずっと振り回されっぱなしになる展開があるじゃないですか。
この「何もわからない奴らが出てきて自分の想像を超えた現象に振り回される」っていう人間の立場がウルトラを全く知らない自分にも同じことが起こってたわけです。
オタクならザラブが出てきたってことはにせウルトラマンが出てくるんだな、みたいなのが予想つくかもしれないですが自分はそんなこと一切知らなかった(この文を書くまでに調べたので今は知っている)ので、ふつうに友好なタイプの宇宙人が出てきた!と思って観てた。まさか悪い奴だったとは…
好きな漫画家のペンネームの由来だと聞いていたから良い奴だと思ってたのに…
話が逸れました。
何が言いたいかって言うと禍威獣とか外星人とか、ワクワクする未知の要素がすごい解像度でどんどん描かれることにずっとワクワクドキドキしていました。これに尽きる。
敢えて言うなら「知らないからこその楽しみ」でしたね。
特撮バトルもかっこよかったです。
ザラブ戦で夜の市街を高速で飛行し空中戦を繰り広げるのがめちゃめちゃカッコよかったですね…
あとふせったーとかでも書いたんですが、直立姿勢から縦にブンブン回転してそのまま禍威獣を蹴り飛ばすアクションとかは「人間のものじゃない格闘」って感じですごく良かったです。こういう質感!興奮する!
また、戦いを使わずぬるりと人間社会に入り込み頭脳と策で侵略しにかかるメフィラス星人もいい。キャラクターも立ってて見てて飽きなかったです。
ただずっと星見純那が「風林火山、好きな言葉です」って言うシーンが脳内に反響してた。そんなシーン一切ないのに…
名言を引用するキャラが玉突き事故を起こしてしまいました。
99代外星人 星見純那、殺して見せろよウルトラマン!
ゾーフィが冷徹な判断に殉じてシステマチックに何の躊躇もなくゼットンを起動させるのもスケールの違いを感じてゾクゾクしました。
ゼットンがウルトラマン最強の敵みたいなのは一般教養的に知ってたんですが、地球を太陽系ごと無に帰すための装置みたいな扱いだったのはシビれました。
元のデザインをなぞりつつ巨大な衛生のようでもあるデザインも見事だったと思います。
ウルトラマンは神様ではないしひとつの命であり、いち個体として人間に味方することを決めて命を懸けるというのも好きな味でした。人間と力を合わせて地球を救うというのも、また。
最近「ウソつき!ゴクオーくん」を全巻読んだのも効いて、大きな理に沿って公正に公平に裁くべき超常の存在がふとした切っ掛けから人間に関わるうちに肩入れしてしまうという展開に弱くなっている…
なんだかんだ書きましたが、初代ウルトラマンや怪獣や宇宙人に対してず~っとワクワクさせられて熱が昂って楽しいエンターテイメントでした。
気になって昨日映画を観て帰ったその日のうちにウルトラマン作品が見られる公式サブスクに登録しました。ぽつぽつ見ていきたいと思います。
もっと知りたいな、怪獣のこと…
それでは。